カッパズボン

思ってても、言っちゃいけないセリフってありますよね!そんな話

まだ私が独身の頃の話、芸能人がさりげなく、ワイルドにレザーの
ズボンを履いているのを、なんとなく『いいな~』なんて思っていました。

私は脚が太めで、とても男優のようにすらっと革のズボンを履きこな
せるとは思っておりませんでしたが、あるときお店で革のズボンが
バーゲンしておりました。(それでも昔は高かったので2万円・・・)

『まぁ~試しに試着してみようかな』履いてみると、まんざらでもない
感じ。照明の関係なのか、なんとなく脚も細く見える。・・・

お店の人も『よく お似合いですよ、このサイズはこの品1本で
もうありませんから、いかがですか~』

でもな~2万円だしな~『カードで分割も出来ますよ』とお店の人
(結構似合う)(この品はもうない)(分割OK)(ワイルド=モテモテ)
えぇ~い買っちゃえ!ということで独身の私は憧れのレザーの
ズボンを買っちゃったのでした。

家に帰って(金額は親には言えないな。)履いてみると、ちょっと
派手で恥ずかしい・・・でもうれしい~ってな感じ・・・そして

忘れもしない、颯爽とレザーのパンツをはいて茶の間に下りて
きた私を見た母親の第一声 『なにカッパズボンはいて?』
がぁ~んそんな風に見えちゃうの???ショック!ショック!


浮かれていた私の(ワイルド=モテモテ)の方程式は
カッパズボンが見事に打ち砕いたのでした・・・

かくして、2万円の革のズボンはそれほど日の目を浴びずに
ひそかに箪笥にしまってあるのでした・・・トホホ


皆さんのシルクのご感想、ご注文等、革ズボン手入れしながら
ドキドキしてお待ちしております、それでは宜しくお願いいたします!

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